タイトル |
イヴの眠り |
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作者名 |
吉田秋生 |
出版社 |
小学館 |
既刊数 |
全5巻 |
個人的おすすめ度 |
★★★★ |
あらすじ |
YASHA 夜叉の続編。
静の娘のストーリー。 |
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1巻 初版 2004年02月20日
ハワイ島 ビッグ・アイランドに住むアリサは、
霊力(マナ)を感じ取る不思議な力を持つ一方で龍の娘として恐れられていた。
そんな彼女のもとにある日、烈(リエ)と名乗る青年がやってきた。
彼は、シン・スウ・リンの息子。 警告に寄れば、アリサの身にとてつもない危機が迫っているとの事。 アリサの身を守るために、香港に来て欲しいと告げる烈だが・・・
アリサの運命が大きく動き始める。
【収録作品】
@イヴの眠り 1巻
A魂送り(マブイウクリ)
凛の死を受け、静と凛が入れ替わることとなった。
東京に戻らねばならない凛(実際は静)は、
最後に十市達を誘い、奥神島に行く。
御嶽(ウタキ)と呼ばれる男子禁制の聖地に、静の願いで、ルー・メイが足を踏み入れる。
そこに眠っていたのは・・・比佐子が隠したスミスの日記であった。
その翌日、ルー・メイが姿を消す。
彼女は妊娠している様子。それを知ったケンは追いかける事を決意。
それぞれがそれぞれの過去から解き放たれて、新しい一歩を踏み出そうとしていた。
Bハウメアの娘
軍人であったケン・クロサキは、
比佐子を殺し、静を連れ去る任務についていた。
静を拉致し、アメリカに連れライアン博士に引き渡した後、
ケンはカンボジアの特殊部隊の駐屯地で任務についていた。
中国拳法の師範を迎えに行った兵士2名が未帰還という報告を受け、
ケンの一行は探しに行く。
そこには同行したカンボジア兵2名の死体が・・・
警戒をするケンは、近くの川で泳ぐ女性を見つける。
彼女が拳法師範 ルー・メイであった。
ケンとルー・メイの出会い。
そして、ケンの元に、ライアン博士から手紙が届く。 |
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2巻 初版 2004年08月20日
アリサが出会った男、それは人類最高のDNAを持つ有末静と同じ能力を持ち、
死鬼(スー・グイ)と呼ばれる怪物だった。
アリサを守るためにケンは銃を持つが・・・
静と同じ顔、姿のスー・グイに躊躇し、撃たれてしまう。
混乱するアリサ。
そして病院に駆けつけた母 ルー・メイから、ケンは実の父親ではないことを告げられる。
ルー・メイもまたシン・スウ・リンより静が瀕死の重傷を負っていることを告げられる。
誰もがスー・グイの恐ろしさ、そしてアリサの身の危険を感じていた。
アリサは、自分の出生を少しずつ知り、理解していく。
そしてスー・グイに太刀打ちできるのは自分だけだと気付き、
自分からスー・グイと闘う事を決意。
その一方で、スー・グイに惹かれる気持ちにも気付いていた。 |
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3巻 初版 2005年01月20日
スー・グイの容赦のない攻撃・・・殺人に、誰もが恐怖を感じていた。
しかし、姿は静そのもの・・・銃口を向けても発砲する事ができない。
誰もがスー・グイに静を重ねてしまい、混乱する。
気を失ったアリサに静が同調(シンクロ)し、スー・グイに深手を負わせる。
スー・グイは、逃げ場に困るが、静の叔父・貴比古医師の元に逃げ込む。
そこには静の幼馴染 鉄男の妻 咲子が看護婦をしていたが・・・ |
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4巻 初版 2005年08月20日
貴比古に、スー・グイの本性がばれる。
対峙する2人の様子を見て、咲子は貴比古を刺してしまう。
咲子を連れ、逃げるスー・グイ。
追ったアリサ達が見つけたのは、血で染まったボート。
不必要な者は、容赦なく殺してゆくスー・グイの冷酷さを改めて実感するアリサ達。 |
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5巻 初版 2006年01月20日
激しい戦いは終結した。
しかし、失った者もまた大きかった。
そして静もとうとう・・・
失ったものへの悲しみ。
しかし、心に愛は残って・・・アリサは育ての父 ケンの元に戻っていく。 |
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文庫版 全3巻 |
作者のその他の漫画 |
BANANA FISH
吉祥天女
櫻の園 |
感想 |
夜叉の続編なので、夜叉を読んでいないと話が読めない部分もあります。
しかし、夜叉ファンにとっては、続編は嬉しいものです。
私は本編よりも、1巻に収録されていた“ハウメアの娘”の話が好きです。
私はケンとルー・メイにとても魅力を感じるので。 |