タイトル |
QUO VADIS〜クオ・ヴァディス〜 |
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作者名 |
作=新谷かおる 画=佐伯かよの |
出版社 |
幻冬舎コミックス |
既刊数 |
1〜5巻 |
個人的おすすめ度 |
★★★★ |
あらすじ |
QUO VADIS・・・何処へ
ヴァンパイアとそれを狩る者。
有史以来続いてきた争いは、その裏にとてつもない秘密を有していた。
“真祖”と呼ばれるオーディンと、彼の捜し続けた美しい“教授”
その2人の命を狙う“氷のソフィア”
彼らが握る人類の命運の鍵とは?
夢のコラボレーションで贈るかつてないファンタジック・サーガ!
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1巻 初版 2007年8月24日
“真祖”と呼ばれるオーディンと、
“評議会”の氷のソフィアの対峙からストーリーは始まる。
そして骨董商として生活するオーディンの様子、
ソフィアの闘いの様子が交互に描かれる。
そして子供の姿で生存していた“教授”をオーディンが発見。
普段の生活を描きながら、誰がどのような立場にいるのかの説明として
ストーリーが進んでゆく。
まだ全体像が見えない状況で、新聞記者のエドとリズのカップルが登場。
電話中にリズが何者かに襲われ、
駆けつけたエドの前には失血死したリズの死体。
ところがリズの死体が消え・・・
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2巻 初版 2008年2月24日
リズの謎を追おうとエドがやってきた伯爵の館には数人の美女が?
ソフィアと伯爵の闘いの中で、リズの姿を見たエドは咄嗟にリズをかばう。
ところがそんなエドに、リズは襲い掛かる。
ソフィアとエドの危機に現れた教授とオーディンは2人を救う。
エドは真剣にリズを救う事を決意。そして評議会のルーと知り合う。
少しずつ明かされるオーディン達の不老不死の肉体。
そして不老不死の者-吸血鬼(バンパイア)-達を追い続ける評議会。
吸血鬼達は吸血鬼達で亜種-サード-と呼ばれる無法吸血鬼達の
殲滅のための集会を開いていた。
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3巻 初版 2008年8月24日
エドは世界的に有名な吸血鬼研究の権威コーリング教授に会いに行く。
その頃、オーディンと教授は、イエスの母であるマリアに会いに来ていた。
コーリング教授は、エドと会話し、自分も吸血鬼になろうと決意。
コーリングと対峙したルーとエド。
そして評議会の千年以上生きている12、3歳にしか見えない少女アテナの登場。
ルーとエドの信頼関係が出来る中で、ルーは自分の過去を明かす。 |
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4巻 初版 2009年1月24日
エドは自分の血を吸いに来たリズにルーを紹介する。
ルーの血は吸血鬼には毒なのだが、
リズにもエドにもなぜか毒が効かない事が判明する。
オーディンと教授は、教授の生存カプセルを捜しに来ていた。
生存カプセルがあった場所はみつかったが、カプセルは行方がわからない。
そんな時に城で行われるオークションへの欠員参加資格の連絡が
オーディンに入る。
そのオークションには教授の生存カプセルが出品されていた!
アテナの実験の意味とは?
オークションにカプセルを出品した女性の正体は? |
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5巻 初版 2009年08月24日
オークションに教授の生存カプセルを出品していた女性に招かれて、
湖に囲まれた城にやってきたオーディンと教授。
マダム・バートリーという謎の女性にオーディンは身構え、
生存カプセルを譲り受けるための交渉に入ろうとするが、
バートリー夫人はそれを遮り、2人からカプセルについてなどの話を聞きだそうとする。
オーディンは、血の伯爵夫人と呼ばれていたバートリー夫人の事を思い出す。
バートリー夫人は自分が吸血鬼である事、そして吸血鬼になった過去を話す。
そしてバチカンで、法王より上の位にいた美しい少女アテナの話をする。
一方、ハンターであるルーとソフィアはフランスに来ていた。
吸血鬼を生け捕りにするために。
そこで出会った吸血鬼の少年は、ルーの毒の血が効かなかった。
謎を抱えたまま、2人は少年を連れ、バチカンに戻っていた。
しかし、アテナは不在。アテナは羊の元にいた。
アテナもまた吸血鬼なのか?
そしてアテナの実験とは?
少しずつ明らかになってくる秘密。
しかし、まだまだ謎が多く、今後ますますの広がりを見せるファンタジック・サーガ。
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感想 |
とても面白い!
1巻だけではまったく話がどうなっていくのかも見えず、
続刊を心待ちにしていたが、半年に1冊ペース。
4巻が出た今もまったく話の先は読めないので、おすすめ度は★4つ。
新刊を待つのが苦ではなければ、是非おすすめしたい漫画です。
オーディンと教授の関係(気持ち的な)がいまいちはっきりしないけれど、
4巻で何となく教授のジェラシーシーンがあり、ちょっと嬉しいような。
アテナの実験、そしてエドとリズの体がどうなっているのかも気になるところ。
5巻が待ち遠しいです。 |